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里山十帖には3人のフード・クリエイターがいます。
経歴も得意ジャンルもそれぞれ。
その3人が知恵を出し合って料理をつくっています。
「これは!」という料理に昇華することもあれば
味がぶつかりあって素材の味を殺してしまうことも。
チーフとしてキッチンをまとめているのは「ミシュランガイド関西」で現在は三ッ星、京都の「吉泉」で修業した、北崎裕。自身がお茶を嗜むほどなので懐石も得意ですが里山十帖に来たきっかけは「野菜料理で勝負したい」から。伝統野菜が豊富にあって、しかも山菜天国という魚沼が「奇跡の地」に見えたといいます。現在は懐石ではなく、里山らしい料理を模索中。まったく新しい料理に挑戦しています。
そして北崎とのコラボレーションを楽しんでいるのがスリランカでアーユルヴェーダを学んだ、桑木野恵子。東京のヴィーガン料理店でシェフを務めていましたがやはりこの地の魅力に賭けて、魚沼にやってきました。得意なのはスパイスで香りを加えた野菜料理。実はヨガのインストラクターでもあります。
2人とは異なる点から料理の質を向上させているのがクリエイティブ・ディレクター、岩佐十良。皿や盛り付け、そしてメニュー制作までデザインという点から料理を俯瞰します。岩佐自身もアイデアを出しながら、最終的な料理とコースの流れを決めていきます。