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さとやまからはじまる十の物語7.「遊」

東京からわずか2時間。
もっとも近い大自然。

ブナ林を見るために白神山地へ。雲海を見るために竹田城趾へ。樹氷を見るために蔵王へ……。たしかにそれぞれ素晴らしい場所ですが、そのすべて、里山十帖の周辺で叶います。

魚沼と聞いて「豊富な自然」をイメージする人は少ないでしょうが、実は谷川岳、苗場山、越後駒ヶ岳、平ヶ岳、巻機山、燧岳と、なんと6つもの日本百名山に囲まれた地域なのです。

白神山地のように「世界遺産級」というわけにはいきませんが、ブナ林はいたるところに。樹齢300年前後の老木が並ぶ自然林もあります。二次林なら車をとめてわずか1分で美しいブナ林に出会える場所も。


雨の後のよく晴れて冷え込んだ朝、里山十帖周辺には雲海が現れます。魚沼谷を覆い尽くす雲海のスケールは息をのむほど。早朝のマウンテンバイクツアーは雲の上を走るようで、最高に気持ちいいものです。隣の十日町まで足を伸ばせばさらに出現率が高く、棚田と雲海という幻想的な風景に出会えます。

樹氷は標高2029メートルの神楽ヶ峰へ。スキー場を飛び出して約1時間、本来は冬山の熟練者しか見ることができない、本当の冬山にご案内するツアーを開催しています。スキーかスノーボードで中級レベルの技術が必要ですが、雪山が初めてでも大丈夫。ギアもすべてレンタル可能です。

マウンテンバイク、キャニオニング、ラフティングといったアクティビティから、本格的なトレッキングまで選択肢はいろいろ。釣りにも最適な渓流がいたるところにあります。そして大自然は、さまざまな感動体験を私たちに提供してくれます。

とくに冬は他の地域にはない体験があります。
たとえば単純に〝雪壁〟。
冬。里山十帖周辺には3メートル以上の雪が積もります。4〜5メートルの雪もあたりまえ。「ここは黒部立山アルペンルート?」という景観がいたる場所に現れます。

たとえば〝無音の世界〟。
雪は吸音材。無風の日は解放感のある大自然が、録音スタジオのように張り詰める無音空間になります。宿からちょっと歩けば、そこはもう里山とはいえ雪山。足をとめて耳を澄ませば、何も音がしないことに気がつきます。露天風呂に入って耳を澄ませば、聞こえるのはお湯が注ぐ音だけ。ときおり風が通り抜ける音が聞こえます。しかも眼前には絶景の山々!

たとえば〝空気〟。
雪は空気清浄機。しんしんと降り続く雪は、わずかなチリも吸収して、空気を清めます。透明感のある空気と表現すればいいでしょうか。極めてクリーンな空気に森のアロマが加わり、呼吸しているだけで健康になるような気がします。しかも100%近い湿度。肌への刺激が少なく、優しい空気であることを実感できます。美肌の湯として知られる大沢山温泉と空気。わずか1泊で「カサカサ肌が改善した」という方がたくさんいらっしゃいます。

新潟というと「遠い」というイメージがありますが、新幹線の最寄り駅、越後湯沢までは最速68分。高速でも関越道練馬インターから2時間ちょうど。冬のアクセスも越後湯沢駅からの定額タクシーを使えば、安くて安心。

ようこそ。東京からもっとも近い大自然、魚沼、「里山十帖」へ。

クリエイティブディレクター 岩佐十良

さとやまからはじまる十の物語

8.「癒」 6.「芸術」

Satoyama journal

春夏秋冬。季節の物語をお届けします。
里山十帖の日々をほぼ毎日、更新。ぜひご覧ください。