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再発防止策について。

2019年8月19日に発生した「ザルコシスティス症」から1ヶ月が過ぎました。今年の秋も例年と変わらず多くのお客様にお越しいただいておりますが、時折「具体的な再発防止策を知りたい」とのご意見を頂戴します。お越しいただいているお客様に心からお礼を申し上げると同時に、この場で再発防止策についてお知らせ致します。

今回の食中毒の原因は「ザルコシスティス」という病原微生物でした。鹿肉での発症は全国でも数例目という稀有な事例でしたが、当社ではこの結果を受けて、鹿肉の取り扱いを中止するだけでなく、そのほかのジビエや馬肉など、危険性のある食材の使用も見合わせております。そのため当社で今後ザルコシスティス症が発生する可能性はありません。
また、すでに発表の通り、南魚沼保健所が調査した結果、厚生労働省が食中毒の原因としている18の菌やウィルスも、里山十帖からは全く発見されませんでした。

当社のキッチンは元々スリッパなし、素足で利用できる仕上げになっており、一般的なキッチンよりもはるかに清潔に保たれています。(※里山十帖は全館スリッパのない施設のため、実際にサービススタッフも靴下でキッチンに入り、料理を受け取り配膳しています)従来から衛生管理には気を遣っておりましたが今回の件を厳粛に受け止め、清掃と消毒については一層厳しい基準を取り決め、実践しております。

食材のリスク低減にも取り組んでおります。例えば、近年有症事例が増えているクドア・セプテンプンクタータなどについても学び、発生源となる食材の取り扱いを中止、または不活化の処理を行っております。
加熱に関しても厚生労働省の指針である芯温75度1分にとどまらず、それぞれの危険性に合わせて、さらに厳しい加熱基準や調理基準を策定しております(例えば今回のザルコシスティスを不活化するには100度5分、または75度15分以上の加熱が必要でした)。

今後、当施設においてザルコシスティス症が発生する可能性はなく、一般的な食中毒の発生防止にも様々な対策を講じております。どうぞご安心してお越しください。

株式会社自遊人
代表取締役 岩佐十良

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