妄想数年、計画1年。ついに実現しました。水鏡の上での茶会(今回は気軽な中国茶会)。
日本百名山の巻機山(まきはたやま)を正面に望む里山十帖の田んぼ。その真ん中に席を設けました。田んぼのぬかるみに水平の基礎を作るのはかなり難しい作業。しかも「畳の表面は水面から5センチ。水に浮かぶような席を作るように」というクリエイティブディレクター、岩佐の指示も難易度の高いものでしたが、みごとに完成。
当日は山頂付近に若干の雲こそかかっていましたが、空気の透明度が高く、風もほぼ無風。席に着くと、正面の巻機山がみごとに水鏡に映し出されました。
亭主役をお願いしたゲスト茶人は、京都『茶房 好日居』主人の横山晴美さんと、陶芸家の市川孝さん。そしてお菓子を担当したのは『御菓子丸』主宰の杉山早陽子さん。
大沢山の水源部で、湧水で淹れたお茶、そして湧水で作ったお菓子を楽しみました。
当日ご参加いただいたいお客様からは「夢のような空間」「信じられない景観」という感想を頂戴しましたが、私たちにとっては、まさに思い描いていた空間。稲穂に囲まれた「黄金の茶会」やかまくらでの「雪中茶会」も特別ですが、「水鏡茶会」の空間もこれまた特別でした。
そして夕食も「水」がテーマ。現在の料理と同じものもありますが、ちょっとだけ特別。その写真はまた後日、ご紹介します。
好日居
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