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年に一度の「ふき味噌」造り

フキノトウ

昨日は年に一度の「ふき味噌」造り。
里山十帖を休館にして全員で山に出かけました。
でも、あいにくの雨。しかもかなり強い雨だったため、
ずぶ濡れになりながらフキノトウを採取しました。
社員総出のふき味噌造り、始まったのは里山十帖が完成するはるか前。
ふつうの会社でいう「運動会」みたいなものだったのですが、
今ではお客様にご提供する大切な「一品」になっています。

朝早くに全員集合して、フキノトウを採りに出かけて、
丁寧に水洗いして、軽く炒めて、味噌と絡めて……。
なにより大変なのは水洗い。
天然のフキノトウには枯葉などの細かいゴミがたくさん付いていて、
それを冷たい水を流しながらひたすら取りさるのはかなりの重労働。
フキノトウを取るのは1時間でも、ゴミを取り去るのには4〜5時間がかかります。
その後は細かく刻んで、一気に火を通すのですが、
フキノトウは刻むとアクが出て黒ずんでくるので時間勝負。
休む暇がありません。

ふき味噌造りは昨日の夜まで続いて、今日の午前中も残り作業を少し。
昼頃までかかります。でもこれで完成ではありません。
その後熟成を半年以上。
完成直後は味噌とふきの味がそれぞれ独立していますが、
しっかり寝かせると味噌とフキノトウが調和して絶妙なハーモニーを奏でるのです。
ということで、今、朝食時などにご提供している「ふき味噌」は
一年前に私たちがつくったもの。
あたたかいごはんに乗せて、春を味わってください。

武田さん

水洗い

makanai

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